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2020年04月10日
喜ばれる人間となる
2020年3月29日、お笑いタレントの志村けんさんが新型コロナウイルスの感染で亡くなられましたね。私はもちろん志村けんさんとは、お会いしたことも、お話したこともなかったのですが、これまで見ず知らずの数々の有名人の方がお亡くなりになった中で、志村けんさんの訃報を聞いた時は初めて深く心痛な想いになりました。数日後に、日本テレビの「天才!志村どうぶつ園」の追悼番組でレギュラー出演のタレントさんや芸能人の方々、皆さんが号泣しているのを見ていました。その時に感じました。志村けんさんて単に面白い人ということだけではなく、多くの人々にとても愛され、慕われていた優しい慈悲愛のある方だったのだろうな〜と。なぜなら、あれだけ多くの人々にその死を惜しまれ、号泣される有名人は過去に見たことがなかったからです。またその他の追悼番組でもゲストの方々や親しかった方々の多くは泣きながらコメントをしておられました。単に視聴者を笑わせる面白い芸人さんやタレントさんというだけなら、過去にも現在にも巨万といます。でも有名人の内で、その故人の家族や親友やファン以外で、あれだけ多くの仕事仲間や全国見ず知らずの他人に心から真に愛されていた人は初めて見ました。表舞台であるテレビの前だけ、ニコヤカ顔を作っているのではなく、裏舞台や私生活においても本当に人にニコヤカで優しく慈しみの有る方だったのでしょうね。人はその死を迎えた時、その人の真価が分かると言います。多くの人から真に愛され、真に喜ばれた人、そういう人こそ、本当の意味で仁愛つまり、真心と思いやりのある人の証明だと思います。志村けんさんの様に多くの人から喜ばれる人間になれるように、自分も日々の行為において、他人に対し様々いたらないことへの反省や懺悔をしながら、もっともっと清らかな心を育てる努力をしなければならないと感じる今日この頃です。志村けんさんに心より哀悼の意を表します。