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2017年10月24日
思い出
10月半を過ぎたというのに先日、季節外れの台風21号が来て、また22号が来ていますね。世の中が変われば季節も変わるのでしょうか? 14日の土曜日、大学の同窓会で京都に行ってきました。卒業して30年以上が経ち、まだ若く見える人から、歳それなりに若く見える人、一方すっかり老けてしまった人、様々でしたね。最近この年齢になって想うことが有ります。若い頃は美貌に執着し、衣服や持ち物に色々と身も心も着飾って暮らしていましたが、今思えばそういった附属物への思いは心に残っていない自分に気がつきます。人生80年と考えた時、この世で心に打たれるもの、深く刻み込まれるものはそういった着飾る「かざり」といった喜びではないことが分かりました。あの世に持っていけるもの、それは心を安らげてくれるもの、心を癒してくれるもの、心を豊かにしてくれるもの、そして神仏はもちろん、感謝する人々やペットなどへの有難さなのです。お金でもなく宝石でもないのです。少年時代の友人との出会いや遊び、青春時代の恋人との恋愛や泣き笑い、若年時代の愛人との失恋や結婚といった喜怒哀楽、中年時代の家族との旅行や子育て、さらには人間の心を癒してくれた可愛いペット、そういったひとつひとつの思い出が走馬灯のように思い出されて、晩年に向けて慈しみや甘美として残される、それが人生の真の宝なのだろうな〜と感じながら今日の日を迎えています。この歳になれば、巡り会えば昔の思い出を語りたい友人や旧友たちの訃報がちらほらと入ります。小中高時代、学生時代のあの心優しかった先輩や同輩が… いつも笑わせてくれた滑稽な同輩や後輩が… 短命で天国に先立たれていたりもします。そういった訃報が入る度に悲しく、寂しく、そして切なく思います。それと同時に自分の心に今も残るのは故人となったすべての人々、父や叔父や叔母、従兄弟に従姉妹、そして恩師や友人たちの懐かしい昔の有難い思い出です。これから私もあと何年生きさせてもらえるか分かりませんが、人に感謝される思い出作りに貢献したいと思います。