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2014年09月24日
命名
最近では産まれた赤ちゃんに命名する時、人気アニメの主人公やアイドルスターなどの名前を取って命名する若いご夫婦をよくお見かけ致しますが、命名とは読んで字のごとく命の名つまり命=魂に刻み込む名前というように考えて頂きたいのです。昔は命名紙に命名した名前を神棚に置き神様に「この子はこの名前で人生を歩ませて頂きますのでどうか心身共に健康に無事に幸せに、そして万事よろしく家門繁栄致しますようにお願い申し上げます」といった様に祈願したものです。ですのでそれだけに神聖でかつ良き意味合いの漢字などを使用するのが習わしであったのです。しかし現代社会での流行名というのは中には結構安易な呼び名も多く、時には不運を招く意味合いの漢字も多々ございます。なぜなら漢字の真の書体の多くは古来中国での象形文字や甲骨文字が本当の姿で有り、基本は自然精霊的な卜占をはじめとする神通文字や生霊文字で有るのですが、当時の黄帝や帝王または多くの国民の祈願とするところの絵文字書体なども有りまして、中には国民の懇願、祈願などその信念が良くも悪くも人々の強い念願をはじめとする書体も有るのです。また漢字の真実の姿である甲骨文字には不吉な象形や書体なども多いのです。あるいは仏教伝来後によるお経や万障様々に対する呪文から成り立っている書体なども多く有ります。呪文には良い呪文も有れば悪い呪文も有ります。確かにその姓とその命名が最良に合致していてその書体の成り立ちが吉祥で意味合いがとても良好な漢字や平仮名も有るのですが、人気アニメスターや有名人や流行文字などの漢字の一字を命名に入れたからといって必ずしもその子の性質や人生がそのキャラクターの様に強く優しく剛健で優美で凄まじく社会に貢献し富貴繁栄していく様な良好な真の姿を意味する書体ではなく、不吉で不運で短命を意味する漢字も多々有りますので、ただ人気の有る流行名という安易な考え方で持って命名することは避け、漢字の由来や意味合いなど奥深く研究した上で命名して頂ける事を切に願う今日この頃です。